clave.gs
名前
clave - 気候値を作成する。
概要
clave var_in time1 time2 (ystart yend | -ylist y1,y2,...) [var_out] [-within]
説明
年気候値を作成する。すなわち、毎年決まった期間だけを取り出して複数年平均を行うことができる。 引数なしで実行するとヘルプが表示される。
メモ
-
バージョン 0.01(古いバージョン)と0.02以降では未定義値の扱いが異なるので注意!
- バージョン 0.01: 各地点における各年の平均値について、どれか1年でも未定義値がある場合は結果の気候値も未定義値にする。
- バージョン 0.02以降: 各地点における各年の平均値について、どれか1年でも定義値がある場合は結果の気候値も定義値にする。
引数
- var_in
- 平均する変数もしくは表現。空白を含んではいけない。
- time1 time2
- 季節的な時間幅。"%y"、"%ypp"、又は "%ymm" が必ず含まれる。これらは特定の年、その翌年、前年に置き換えられる。"%end" (月末) を指定することも可能。以下の例を参照。
time1 | time2 | 説明 |
---|---|---|
"01jan%y" | "01feb%y" | 1月平均(01feb を含む) |
"01jan%y" | "%endjan%y" | 1月平均(月内のみで平均) |
"01jun%y" | "%endaug%ypp" | JJA平均 |
"01dec%y" | "%endmar%ypp" | DJF平均 |
"01dec%ymm" | "%endmar%y" | DJF平均(1-2月の年を基準にする) |
- ystart yend
- 気候平均を行う開始年と終了年。
- -ylist y1,y2,...
- 気候平均する年のリスト。
- var_out
- 結果を保存する変数名。
- -within
- "%ypp" や "%ymm" を指定時に、開始年・終了年の範囲を超えるデータを使わない。
使用例
(1) 1980年代の1月平均した U を表示する。
ga-> clave u 01jan%y %endjan%y 1980 1989
(2) 1970年から2000年までの30年平均した PS の DJF 気候値を変数 clps に格納して表示する。
ga-> clave ps 01dec%y %endfeb%ypp 1970 1999 clps ga-> d clps
(3) 1990年1月から1999年12月までの月平均 U データから DJF 気候値を表示する。
ga-> clave u dec%y feb%ypp 1990 1999 -within
この場合、2000年の代わりに1990年1月、2月のデータも平均の計算に利用される。
ソースコード
- clave.gs (必須)
- find.gsf (必須)
- gettime.gsf (必須)
- strrep.gsf (必須)
- t2time.gsf (必須)
- time2t.gsf (必須)
- tsteps.gsf (必須)